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虹フェスティバル
去る4月25日、私たちの敬愛する榎本てる子さん(関西学院大学准教授、バザール・カフェ元代表)が天に召されました。榎本てる子さんは、かねてより自身の葬儀は「悲しく暗いものではなく色とりどりのいのちを祝う会にしたい」と考えておられ、その葬儀を“Celebration of Life”(いのちを祝う会)にと計画しておられたことを、その葬儀の場において知らされました。
人と人とを、人と神さまとを「つなぐ」ことに常に尽力されてきた榎本てる子さんの思いが、彼女の最後の時まで示され、私たちは、ただ悲しみ途方に暮れているのではなく、どのようにその思いを受け継ぐことが出来るだろうかと考え、榎本てる子さんの愛した多様性を表す「虹色」そして前夜式の時、空に架けられた「虹」に彼女の姿と想いを重ね合わせ「虹フェスティバル」と銘うった音楽イベントを企画しました。
“Celebration of Life”に表されたブレンディングコミュニティ(いろいろな立場の人が出会い、一緒に学び、互いを刺激しあい、支え合える共同体)を今一度実現し、悲しみと喜びを分かち合う時としたいと想っています。
榎本てる子
1962年9月8日生。日本基督教団牧師・関西学院大学神学部准教授。85年同大学神学部を卒業。カナダのウィニペグ大学、ウォータールー・ルーテル神学校、アメリカのサンフランシスコ神学校で学ぶ。2008年から関西学院大学神学部の教員、また08年~17年まで堺市立総合医療センターでエイズカウンセラーを務める。日本エイズ学会、日本基督教学会、キリスト教社会福祉学会所属。バザールカフェ元代表。NPO法人CHARM発起人・元理事。2018年4月25日召天、55歳。
1962年9月8日、てるちゃん誕生!(みんなメッチャ喜ぶ!)紆余曲折の人生の中で、その屈託のない好奇心旺盛な性格からか、いろいろな人と出会い、出合う。父と同じ牧師の道を歩み始める。社会から困らされている人を見て見ぬ振りが出来ず、ただひたすら寄り添う。自分が病気になっても、歌も食べるのも動き回るのも大好きで止められない。誰かと一緒に話すのが好きで、それ以上に、人の話を聞き出すのが上手い。いろいろ人に無茶ぶりをする。人に対してはめっちゃ責任感が強く、実務に対しては驚くほどに無責任。ユーモアたっぷり、息が苦しくても笑ってた。たっくさんの人に愛された。「愛」のことをすごく考えてた真面目。2018年4月25日息をひきとった。(みんな心が辛い。なんでやねんがとまらない。)文・友人S
Bazaar Cafe
バザールカフェは様々な背景や違いをもった人々が、ありのままの姿で受け入れられ、それぞれの価値観が尊重され、社会の中で共に生きる存在であることが相互に確認される場を目指しています。そして、このような様々なことが当たり前に受け入れられるような社会となる小さなきっかけ作りをすることや、従来のカフェという概念を拡げ、人が出会い、交流し、社会で行われている多様な活動への窓口になると同時に、様々な事情をもつ滞日外国人、病を抱える人たちなどに就労の機会を提供し、共に働くことにより共に学び成長していく機会を大切にしている場所です。
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NPO法人CHARM
CHARMは、2002年に設立した大阪市に認可された非営利活動法人の団体です。HIV陽性の人の生活を地域で支えています。また、多言語の支援を必要とする人が医療や保健サービスを受けることができるように、医療機関、行政機関、外国籍住民支援団体等と連携して、多言語環境をつくっています。
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CHARMがめざすもの
CHARMは日本に暮らすすべての人が健康に過ごせる社会をめざします。言語、在留資格、制度、偏見など数々の壁を抱える外国籍住民など社会保障につながりにくい人々を支援します。
CHARMの役割
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HIV陽性の人とその家族などの周囲の人を支援します。
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保健所などの公的機関や民間組織と協力して外国籍住民を含むHIV陽性の人が保健や医療サービスにつながりやすい環境をつくります。
虹フェス実行委員会
今井圭介(大津東教会)
小豆真太郎(関西学院教会)
鈴木 祈(教務教師)
新堀真之(香椎教会)
マーサ・メンセンディーク
(同志社大学社会学部社会福祉学科)
松浦千恵(バザール・カフェ)
宮原直道(大正めぐみ教会)
(五十音順)